20111030

テレキャスター ピックアップ 交換


今日は大変マニアックな内容です。
興味の無い人には本当につまらないと思います。



初めてギター(テレキャスター)のマイク(ピックアップ)を交換しました。

好みの音に近づけたかった、というのもありますが好奇心による部分が大きいです。
今回はその交換レポートです。


使用した道具は
・ドライバー
・ニッパー
・ハンダ
・ハンダごて


交換前


これが交換するピックアップ DiMarzio The Chopper T
シングルサイズのハムバッカー。リア用です。


ピックアップの白と黒のラインを結線して半田で固めます。
これはコイル1巻き目の終わりと2巻き目の巻き始めです。
はじめから結線されていないのは、片方のコイルだけ使ってシングルとしても使用できるようにするため。


結線したらビニールテープなどで絶縁します。
写真がありませんが、赤(ホット)緑(コールド)の先端を3mmほど剥いて予備ハンダ(ハンダをつけておく)します。これをしとかないとハンダ付けするときに手が足りなくなります。
予備ハンダは注意しないとしみ込みすぎてビニールが溶けます(溶けました)。
裸の線はアースです。アースにも予備ハンダを。


ギターを開けます。はじめて開けました。アウトプットジャックからの配線が意外に極細でびっくりしました。
現在ついているピックアップを外します。ボリュームポットとセレクタースイッチへの結線部分をハンダごてで溶かして外します。


新しいピックアップを取り付けます。
赤と緑の線をボリュームポットとセレクタースイッチへハンダ付けします。ここで予備ハンダが生きてきます。

本来ならばテスターを使って、フロントとリアのピックアップの位相をそれぞれチェックし、位相が揃うように、どっちの線をどっちにつければ良いか判断して結線するのですが、私はテスターを持っていないので、勘で緑(コールド)をボリュームポットへ、赤(ホット)をセレクタースイッチへハンダ付けしました。

※位相を揃える理由は、「フェイズアウト」を避けるためです。フロントとリアのミックスポジションで音を出した時に、信号を打ち消し合い、低音成分が削れて音が小さくなることを「フェイズアウト」と言います。


元通りに組み立てます。


弦張りました。完成。
すごく…浮いてます。
でもこの違和感がいい……?


そして結局フェイズアウトがおきたのであとでボリュームのとこ(キャビティというらしい)だけ開けてホットとコールドを入れ替えました。


肝心の音はというと、かなりパワーアップして、太い音が出るようになりました。
しかし若干こもっている感じもします。
これはおそらく、トーンコンデンサの容量がシングルに合わせたものになっているからなのではないかと思います。

なので今度は時間があるときにコンデンサを交換してみようと思います。



以上、ピックアップ交換レポートでした。
おつきあいありがとうございました。




※比較的安い価格帯のギターは、部品でコストダウンを図っている場合も多いようなので、良い部品に交換するというのは有効だと思いますが、純正はバランスもいいし、個人での改造はリスクを伴うので、あまりオススメはしません。改造は自己責任でお願いします。

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